ずっと音楽と共に

昨年は中止が多かった発表会も、今年は対策を取って実施されるケースが増えてきました。
先週伴奏者として参加した声楽の発表会では、この状況下で歌う喜びに溢れた会となっていました。

声楽は高校生から専門的に始めるケースが多いですが、社会人となってから本格的にレッスンを始め、趣味として長く続ける方もいらっしゃいます。70代くらいのお歳になってもオペラのアリアを1年かけて練習し、原語で歌い上げられる様は本当に頭が下がります。役柄に合わせた衣装を素敵に着こなし、舞台の上で堂々とした振る舞いができるのも重ねて来られた経験が生きています。

声量や技術は伸び盛りの学生さんには及びませんが、誰よりも熱心に発表会に向けて勉強し、そして本番に強く本番で1番良い声を出されるのだと先生は話して下さいました。若い学生さんもその姿勢から学ぶ事が多いのだとか。

社会人ですからその時々の状況は山あり谷ありだと思います。でもマイペースでもずっと音楽に親しんでいる人はやはり素敵だな、と改めて思いました。

ピアノ

前の記事

先生のきもち