ななくさなずな

わらべうたには年中使える遊び歌もありますが、行事や季節に合わせて歌うものも多いです。お正月明けのレッスンで必ずと言っていいほど歌うのが「ななくさなずな」です。

♪ 七草なずな 唐土の鳥が 日本の国へ 渡らぬ先に

片方の手のひらをまな板に見立て、片方で草をきるしぐさをして歌います。この寒い中、七草粥を食べて元気でいましょうと言うことなのでしょうが、去年今年と改めてこの歌の意味を考えてしまいました。

最初は唐土(=大陸)から来る鳥が悪い病気を持ってくる、鳥インフルエンザとか??だから七草粥を食べて免疫つけて健康でいましょう、という意味なのかな?と思っていました。あながち間違いでもなさそうですが、渡ってきた鳥が田畑を荒らし邪気や疫病を広めないように、という鳥追いの儀式に関連するようです。

今はこうして未知のウィルスと世界中が戦っているような状況ですが、この歌を聞くと実は昔から何度もこのような事が起こっていたのだなと想像がつきます。それを乗り越えて今の私たちがある。何だか今年はとりわけこの歌に励まされています。

家にいる時間が長くなって、料理をする場面をよく目にするからでしょうか。今年はみんな包丁で切る真似を一生懸命してくれます。みじん切りにする勢いです(笑)

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