いろいろな時代の音楽
今年度、楽器店のピアノレッスンをずっと受けてきて将来音楽関連の進路に興味があります…といらしたOちゃん。試験でバッハのインベンションを弾かなければいけないのに楽器店の先生はインベンションは教えられない、とおっしゃったとの事。これはよくあるケースで、楽器店の30分レッスンでは練習曲と発表会やオーディションの曲のレッスンが精一杯。ハノンやバッハは弾いた事がない、という話はよく聞きます。インベンションに代表される対位法の音楽は譜読みが難しいと感じる事もあり、省略してしまうのでしょうか?まだ小学生の内に来てくれたOちゃんは早速インベンションのレッスンをはじめました。
反対にハノンや練習曲ばかり弾いて来た、というケースもあります。今のお子さん方は忙しいので日々限られる練習時間とレッスン時間では仕方のないところがあるのかもしれませんが、練習する曲が偏ったまま成長していくのは残念だなと思います。
4期の音楽(バロック、古典、ロマン派、近現代)という区分が浸透していろいろな楽譜が出版されコンクールもあります。これらを利用して短い曲でも良いからいろいろな時代の音楽に触れてほしいなと考えているところです。