それぞれのペースで

生徒さんの中にはコンクールや発表会への参加、グレード試験などに挑戦する方もいらっしゃいます。今のこの時期はコンクールなど多く、それぞれの本番に向かっていつもと違った緊張感でレッスンをしています。

課題曲を決められた期間で仕上げる、人前で演奏する準備、本番までの練習の過程は生徒さんそれぞれ全く違うペースです。基本的に本番の1月前までに暗譜で弾けるように、とお願いするのですが、譜読みしながら曲を覚えてしまう子(でも間違って覚えてしまい修正が難しい)、楽譜を見ながらすらすら弾けるのに暗譜で苦戦する子、譜読みが進まなくて本番ギリギリやっと間に合ったのにその時点で曲が仕上がっていてびっくりした子、1人として同じペースではありません。

普段は自分のペースで勉強を進めているのに、何でコンクールの時だけ先生は焦っているんだろう？と生徒さん方は思っているでしょうね。でも折角皆さんに聞いてもらえる良い機会ですから、曲を弾いてマルではなくそのもう少し先を目指してほしいと思います。そして迎えた舞台で、弾いて楽しかった！と思ってくれたら花マルです。