リトミックはいかが?
個人レッスンの中でリトミックを取り入れることがあります。それは手がまだ小さかったり指の力が弱かったりでピアノの演奏がまだ困難なとき、それまでのつなぎとして音楽に慣れる、音感を養う目的でリトミックをしています。
それとは別に、音楽教室ではリトミックのみを行うクラス授業を受け持っています。こちらではピアノのレッスンとは別に授業時間全てリトミックです。小学生に上がるくらいまで、その後はソルフェージュへと移行していきます。
楽器を弾き始める前のリトミックは確かに有効だと感じています。ただ教える方の立場としては大変なところもあり、カリキュラムやメソードは多々あるものの、生徒さんの反応をみながら臨機応変な対応が求められます。リズムが得意な子、メロディーや和音が好きな子、とにかく音楽に合わせて身体を動かすのが好きな子、一人ひとり違います。どこに「好き」のツボがあるのか探りながら、音を楽しむためにいろんなアプローチをしている、というのが実情です。
それでも大切な音楽の第一歩として、小さな生徒さんとしっかり向き合えるのがリトミックの醍醐味なのかなと思います。