大人になった生徒さんたち
お正月、若い方々は今はメールやSNSで「あけおめ」が主流なのでしょうか。私のところへは教室を卒業して何年もたった生徒さんから年賀状が来ることがあります。
それは「引っ越しました」「結婚しました」などと近況を知らせてくれる年賀状だったりするのですが、添えられている写真はご自分のお子さんと一緒だったりして月日が経ったことを感じます。
小さい頃から音楽に向き合って、人前で演奏することを重ねてきた生徒さんは、なぜか皆思いやりのある大人になってくれている様な気がします。音楽で自分を表現する訓練と同時に、聞いていただくお客さんの事を考えるように言われるからかもしれません。自分のことだけ一生懸命になって演奏が独りよがりにならないように、と私も自分の先生から口を酸っぱくして言われました。自分を客観視する、ということに通じるでしょうか。
年賀状の幸せそうな写真を見て、それぞれ仕事に子育てにと音楽から遠ざかる時期もあるかもしれないけど、どこかでピアノが役に立ってくれてるといいな、と思ったお正月でした。