散歩みち
今年の紅葉は殊のほかきれいに感じました。台風で葉が落ちなかったのが幸いしたのでしょうか?コロナの中人混みには行けなくても、紅葉狩りにはあちこち行った晩秋でした。
こうして自然の中に身を置くことは気持ちが良いですね。つくばは公園が多くお天気の日にはお昼を公園で食べてみたり、大通りの街路樹が大木となっていてドライブするだけでも紅葉を楽しめました。
今年はベートーヴェンの生誕250年のメモリアルイヤーです。テレビでも随分特集をやっていましたね。ベートーヴェンはどんなお天気でも毎日散歩をするのが日課でした。交響曲第6番「田園」はこうした散歩の習慣から生まれた作品と言われています。
今は街中にBGMが溢れていますし、イヤホンを付ければ周りがうるさくても自分の好きな音を好きなだけ聴くことができます。でも時には自然の中にいて無音を楽しむのも大切だと思います。耳が休まりますし、微かに聞こえる風の音・鳥の声に耳をすますのも新鮮に感じられます。
一日中音を考えている大作曲家にとって、散歩して耳と頭をリセットする気持ちが少しだけわかるような気がしますね。