音階の練習
音階の練習はどの楽器でも避けては通れないものです。コンクールの課題にはならないけれど、日本の音楽学校では必ず試験があります。
ピアノの場合、音階を練習することは指で均等に音を出す訓練でもあり、その調のよって違う異なる指使いを覚えることでもあります。ピアノは白鍵と黒鍵があるのでおのずと弾きやすい指使いが決まっています。それを覚えるのに学生さんでも苦労しています。
でも一度マスターしてしまうと、一生使える技術なのです。実際モーツァルトやベートーヴェンなどの古典派の曲では、音階がそのまま出てくる事が少なくありません。音階とアルペジオ(分散和音)は必須と言えるでしょう。
まずは一オクターブから、慣れてきたら二オクターブに挑戦!小さい頃から少しずつ進めておくと、色々な調性の曲を弾くのに抵抗がなくなります。いま弾いている曲の調の音階を毎日の練習の前に弾くというように、習慣にするのもいいですね。