ピアノの体操

自宅は大学に近い事もあり、時折大学内の郵便局や売店を利用させてもらってます。今はコロナでなかなか行けませんが図書館の充実ぶりはさすがです。また書店には専門書がいっぱいで、わからないながらもこんな世界があるのねと見るだけでも楽しいところです。

そこで見つけたのがこの本。よく見ると、高校、大学時代に教えていただいた体育の先生が書かれた本ではないですか!筑波大学は芸術系の学部は美術しかないので、音楽系の本がなんであるんだろ?と思いました。

早速買ってみましたよ。著者の矢野先生は筑波大体育専門学系のご出身だったのですね。私の学生の頃は先生もお若くて、多分赴任されてまだ間もない頃だったかと思います。その後母校の後輩たちから「ナンバリズミック」という何だか面白い授業を体育の時間にやっているのだと聞いていました。それがこの本の体操だったのですね。

ピアノも体の使い方が良くないと、腱鞘炎になったり肩こりに悩まされたりします。私は割に身体のトラブルは少ない方ですが肩こりは慢性的にあり、リサイタルに来てくださった整形外科医の先生から「あれだと肩こりになるよねー」と言われた事もありました。職業病みたいなものと諦めていましたが、今は学校でこんな風に動きを分析して身体の使い方を教えてくださっているのですね。学生時代の体育の授業はバトミントンをやったりゴルフの打ちっぱなしをやったり完全に息抜きでした、すみません(汗)

この「ナンバ体操」は西洋のものでなくヨガでもなく、日本の古武術の動きから研究されたそうです。また矢野先生が30年以上、母校でこんなに未来の演奏家に寄り添って教え続けて下さっているのに感動しました。私もじっくり読んで実践してみたいと思います。

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