19世紀のピアノ
先日大学の先輩のお宅にお邪魔する機会がありました。初めてお会いする方だったのですが、ご自宅に古い時代に作られたアップライトピアノがありました。
それは家具としてみても素敵で、木目の美しい仕上げと、猫足の装飾、19世紀のピアノらしく燭台も付いています。内部はまるでグランドピアノのような弦の張り方をしていました。
その先輩はピアノを購入したあと、大幅に外装や内部を修理なさったそう。ピカピカで大事にしていらっしゃる様子がうかがえました。ピアノが響板が割れてしまったりしない限り、修理は可能です。だから200年経ってもきれいな音を奏でられるのですね。
こんなピアノが家にあったらそれだけでうっとりしてしまいそう。でも使ってこそのピアノ。その方は湿度温度の管理はもちろん、普段から積極的に弾いていらっしゃるそうです。
私も留学中にアパートで弾いていたのはプレイエルというメーカーの19世紀のグランドピアノでした。譜面台の装飾が素敵でしたよ。残念ながらそれはレンタルだったのですが。