お辞儀の意味

今度発表会デビューをする年長さんのHちゃん。活発でとてもハキハキした女の子です。

発表会は弾くのはもちろんですがステージマナーがとても大事。ステージ上での歩き方やお辞儀も教えます。先週N先生が教えてくださったお辞儀を丁寧にしてみせてくれました。でもちょっと表情が硬いかな。

Hちゃんとしても納得いかないようで、「先生、お辞儀のお手本してみせて!」と言われました。そこで「じゃ、お辞儀をする時の気持ちを言いながらお辞儀してみるね。『わたしはいっぱいピアノを練習しました。聞いてください。』

なるほど!という顔のHちゃん。心の中でそう言いながらお辞儀してみて、というと早くもなく遅くもなく、とてもいいタイミングでお辞儀ができました。

「じゃ、弾いた後のお辞儀ってどういう気持ちかな?」

「う〜ん、聞いてくれてありがとう!」

「そうだよね。『聞いてくれてありがとう。拍手してくれたら嬉しいな!』も加えよう」

そうしてお辞儀してみると、最後に顔を上げた時にっこりできました。

私たちにとって発表会のお辞儀はルーティーンのように思っていますが、その意味を考えてみると自然にその生徒さんのペースで、心のこもったお辞儀ができるのですね。

Hちゃんも本番でお辞儀の時「いっぱい練習しました!」と心の中で言えるように、練習を続けてくれると思います。

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