オンラインで繋がる

テレワーク化が急速に進み、授業がなかなか再開できない学校ではオンライン授業の検討がされています。

しかし大学レベルの実技レッスンはオンラインではなかなか難しいのではないかと、先生方の声が挙がってきています。私もお試しでzoomやFaceTimeでピアノの音を聞き合ったりしたのですが、やはりPCやスマホのマイクとスピーカーでは音質に限度があります。専門のマイクやヘッドホンがいるとの意見もありました。

それでも会えなくなってしまった人と画面越しで見ることの感動は確かにあり、学校が休校になっている小学生とできる範囲でやってみようとオンラインレッスンを始めた生徒さんもあります。細かい音色や強弱はよく聞こえなくても雰囲気は伝わります。レッスンに向けて練習するきっかけになり、教則本の進度をコントロールすることくらいはできます。

中級以上の生徒さんでは音質の良い動画を予め送っていただきアドバイスすることはできますし、逆に楽典やリズム練習、曲の分析などお勉強のものをこの際進めてみるのも一つの手かもしれません。これはオンラインでできることです。

つくづく音楽というのはその場の空気感を共有するものだと改めて思いました。演劇などもそうだと思います。でも今までやったことのないオンラインの世界を学んで、帰省できない実家や遠くの親戚と簡単に繋がることができるようになりました。やはり人の顔を見て話ができることは嬉しいですね。

私のシステムDはまだまだ追求の余地あり!です。