中華ちまきの思い出

フランス留学中、現地でとてもお世話になったH先輩を見習って、中華ちまきを作ってみました。

フランスではフェットと呼ばれるホームパーティーが頻繁に開かれ、私も度々お宅にお呼ばれしたものでした。当時パリ生活10数年を超え、たいへんにお顔の広かったHさん宅のフェットは、ピアニストだけでなく様々な楽器の奏者や作曲家、アート系の方まで出入りする賑やかなものでした。

ホームパーティーと言っても何かしら一品料理を持ち寄る、あるいはワインを一本抱えて参加するのがお決まりで、お酒が進むと急に友人に呼び出しの電話を掛けたりして、週末は夜が明けるまで続く会でした。

多国籍多民族社会の国では、この〜さんの知り合い、あるいは〜さんの紹介、というのはとても大きな効力を持っていました。Hさんのおかげで私は色々な方と知り合うことができ、とても充実した留学生活を送る事ができたと感謝しています。

この中華ちまきはその方の得意料理で、これを食べながらワインでも日本酒でも何杯でもいける、絶品料理だったのでした。

学年末を迎え学生さんたちの卒業の季節、家でも簡単なお祝い会くらいできるよう、先輩の味を思い出しながら作ってみましたが全然ダメですね。レシピをもう一度きちんと教えて頂かないと!

竹皮は手に入らなかったので、当時もアルミホイルでした。