先生のきもち

先週の試験のギリギリまで、受験生には最後の追い込みでしたね。教室では演奏学科に進むばかりでなく国公立の教育学部志望の方も通ってきています。
長年レッスンを重ねてきたピアノやヴァイオリンなどの専門楽器などでも受験となると緊張するのに、にわかに副科として慣れない声楽やピアノを試験官の前で演奏しなければならないのは、大変な負担です。

そんな受験生のために試験前はあらゆる機会をとらえて、演奏の経験を重ねてもらいます。時にはお友達の先生の発表会にお願いして出させてもらったり、合唱団の集まりで受験曲を聞いてもらったと話した生徒さんもいました。今年は発表会・演奏会の中止が多かったので、受験生は苦労しましたね。

実技は一般の学科のようにA判定などとつく基準があいまいで、当日の演奏の出来もありやってみないとわからないという部分も多いです。でも試験官の立場からすると、実力があってもその時できなかったのか、それとも基礎や訓練が足りなくてできないのかはわかります。そしてコンクールと違うのは将来性も評価するところです。伸びしろをみている、というか。練習は納得するまで重ねる事が基本ですが、プラス演奏に対する熱意や何か光る個性を大切にしてください。

試験の出来はともかく、この時期は先生にできることは神頼み・祈ることだけです。良き春が訪れる様皆で祈っていますよ!

春はすぐそこ!

ソルフェージュ

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