ハートの形で

4分音符と8分音符は難なくできても、なぜか2分音符が出てくると特にピアノや歌で2拍のばせないケースがあります。リズム叩きの時に叩いて二つ上下に振る、とか、叩いて手をくっつけたまま開いて2拍を意識する、とか「に〜ぶん(おんぷ)」と言いながら叩くとか、いろいろ試したのですがどうもしっくり来ません。

先日思いついて、2分音符のリズム叩きの時にハートの形を両手で描いてもらうようにしてみました。胸のところで叩いた手を上に持ち上げるように左右に開き、おへそのところでハートを閉じるイメージです。これがなかなか上手くいって、「ハート」と言いながらきちんと2拍に収まるのが良い感じです。楽譜の上でも2拍伸ばさなければいけないところにハートマークを書いておけば、みんなきちんと伸ばしてくれるようになりました。

この叩いた後に持ち上げる動作というのも良いようで、普通の4分音符♩が前よりリズミカルに叩けるようになる子もいました。音楽学の先生が「拍というのは上下でなく円を描く動作なのだ」とおっしゃっていましたが、それに通じるのかもしれません。

生徒さんの中に何人か、出席シール帳にハートのシールばかりを選んで貼っているのを見てきました。ハートは皆が好きだしなじみがあるのか、今のところすんなりハートの2分音符を受け入れてくれてます。

 

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