虫食い聴音2

音符の一部を隠して音を当てる、虫食い聴音を以前紹介しました。この楽譜ソフトを使っているうち、いろいろな機能があることが今更ながらわかってきました。もとは現代音楽や逆に中世のグレゴリア聖歌の記譜に使う機能のようですが、教育用にもかなり使えます。

例えば音符のぼうがない楽譜。リズムや休符を書き込みます。

ぼうの向きの上下を気をつけて書くことができます。

また、音符のたまがない楽譜。ピアノで課題を弾いて音を書いていきます。何となくこの音かな?とヒントになる棒の配置がいい感じです。

今日の虫は音符のぼうを食べちゃったよ!音のたまを食べちゃったよ!と言いながら、プリントをどんどんこなしていってくれます。また書きながら「8分音符の横線は斜めになってもいいんだね」とよく観察しているのにもびっくりします。

リズムだけに集中、音だけに集中して書く、というように音符の要素を個別にして学べるのは、初級レベルの生徒さんにとって負担が少ないと思います。

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