台風一過

お盆直撃の台風の合間を縫って、無事に帰省から帰ってきました。ピアノも何とか無事にお留守番できてほっとしました。

ピアノに最適な湿度を調べていたら、日本製のピアノは最低50%の湿度でも大丈夫だけれど、欧州製のピアノは40%台が推奨と載っていました。これは頷ける話で、夏の日本の高温多湿の気候はヨーロッパと一番違うところ。日本製はある程度日本の気候に順応できるよう作ってあるように思います。今年のヨーロッパは気温40度を超える暑さで大変だと聞いていますが、それでも湿度は低いのが普通。カラッとして日陰に入ると涼しかった記憶があります。

そういえば日本で洪水というと濁流が押し寄せ家ごと流されたり、崖崩れ土石流のイメージですが、ヨーロッパではどちらかというと川からゆっくり水が溢れ、街ごととっぷり浸かってなかなか水が引かないという感じです。住んでいる人たちも避難するでもなく、水が引くまで2階で待つしかないと言った風情でした。

自然のあり方が違うのは、その国の人々の性格や生活にも大きく影響すると思います。台風や地震に備えなきゃ、というのは日本に住んでいる私たちだからこそなんだ、と外国に住んで始めて知りました。

ピアノ

前の記事

1100kmからの遠隔操作
ソルフェージュ

次の記事

和音の譜読み